自分で野菜を作ることは楽しいですし、なんといってもおいしいですよね。
私は、野菜作りをはじめて10年がたちましたが、最初の5年は畑を借りてやっていました。
その後、自宅で野菜作りをするようになりましたが、今、めっちゃラクチンです。
私が感じた、畑と自宅との野菜作りのちがいをご紹介します。
自宅家庭菜園の良いところ
畑に行かなくてもいい
これは最大のメリットです。
自宅で栽培するので、必要なときや、ちょっと気になったとき、いつでもすぐに手を入れることができます。

畑に通っていたときは、なんだかんだと道具を持っていくのも大変だったり、
忘れ物をしてまた取りに帰ったり、
突然の雨で作業を中途半端でやめなければならなかったり、
思い出せば不便なことがたくさんありました。
畑に行きたくても行けない時など、心配や焦りなどを感じながら、ヤキモキしたこともありました。
いつでも手を入れることができるなんて本当に最高です。
また、室内から見えるところで栽培すれば、家の中からも鑑賞することができます。
我が家は寝室から出るバルコニーで栽培しているので、ベッドから野菜たちの成長や枝ぶりを見ながらボーっとすることができ、とても気に入っています。

草引きをしなくてもいい
畑に行くと、ほとんどの時間を費やすのは草引き(草取り、草抜き)でした。
草引きだけで相当の時間を浪費しなければなりません。
真夏なんてもう大変。伸びるの早いし、暑さでどんどん体力が奪われていきます。
草引きしないでいいなんて、ウソみたいです。
しかしながら、草引きには畑ならではの、土のニオイや感触を味わえる醍醐味もありました。
いつかまた畑をやるときが来るとしたら、また思う存分味わいたいとも思っています。

水がいつでも必要なだけ使える
畑をやっていた時に苦労したのが水の確保でした。

そばに用水路などがある畑は最高なのですが、そうでない畑は水を確保する必要があります。
家庭用のステンレス風呂が畑に置いてあるのを見たことがある方もいると思います。
ああやって雨水を貯めて使うのですが、真夏などはまったく追いつかないくらい水を使うので、大変でした。
家庭菜園は家の水がいつでも使えるので最高です。
料理に必要な量だけ、必要な時に収穫できる
いつでも収穫できるので、料理をするときにちょこっと収穫して使うことができます。
小ネギなんかも、キッチンバサミを持っていき、何本かチョキって切って、そのまま料理にチョキチョキ切って入れることができます。
めちゃくちゃ新鮮で強い香りを楽しむことができます。
一方、畑の方が良い点もやはりたくさんあります。
畑の良いところ
土のニオイや感触、自然を感じることができる
畑は自然そのものです。
クワを振って耕したり、ウネを作ったり、草引きなど、常に土のニオイや感触を感じることができます。

畑で野菜を作っていると、大自然と真正面から向き合っている感覚を覚えます。
この自然のダイナミックさを感じることも、自分で野菜を作る醍醐味の一つですよね。
プランターではその感覚はほとんど味わえません。
畑の方が作りがいがある
ホウレンソウや水菜などをはじめ、キャベツ、白菜などの葉物野菜、
また、玉ネギ、ダイコン、イモ類などの根野菜は、プランターで栽培できないことはありませんが、そんなにたくさんの量は作れません。
時間をかけて育てた割には、すぐに収穫して終わってしまいます。
葉物野菜や根野菜は、やはり広い畑でたくさん作った方が作りがいのある野菜です。

このように、畑で作ったほうが良い野菜がたくさんあります。
うちは二人住まいなので、プランター栽培で収穫できる量がちょうど良いのですが、
人数の多いご家族や、ご友人などにも配る方には、少ないです。
やはり畑の方が作れる規模が全然違います。
また、育苗ポットに種まきする場合、うまく育たない苗があることを見込んで、多めに種を植えることが多いと思いますが、
限られたスペースでおこなっている自宅家庭菜園では、全部うまく育った場合、苗が余ってしまいます。
畑なら広いので全部植えることができますが、プランターの場合は泣く泣く処分することになる場合もあります。
以上、自宅家庭菜園と畑とのちがい、それぞれの良いところをご紹介しました。
自宅家庭菜園はサスティナブルな最高の趣味
いくつになっても楽しめる
畑と自宅の家庭菜園、どちらも楽しくやりがいがあります。
皆さんそれぞれの環境でたっぷり楽しんでいただきたいと思っていますが、
両方を経験して、今とても感じていることは、
自宅の家庭菜園はめっちゃラクだわーってことです。
もちろん、畑の野菜作りも大好きなので、
また機会があれば、畑を借りてやりたいとも思っていますが、
高齢になるにつれて、畑の野菜作りはめっちゃしんどくなります。
まわりの家庭菜園仲間を見ていても、皆さんしんどいしんどい言いながらやっていますし、いずれできなくなります。
一方、自宅で袋栽培でやる野菜作りは、身体的にも全然ラクなので、
いくつになっても存分に楽しめます。
それでいて、じっくり土作りから取り組んで、土をリサイクルしながら育てていくこともできますし、いくつになっても持続可能な最高の趣味になります。
特に、今私が取り組んでいる【袋栽培】×【EM農法】がとても相性がよく、
めっちゃ楽しいので、その情報をシェアしていきます。
次回から、EM農法についてご紹介していきます。