
種まき | 4月に入ったら |
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植え付け | 5月入ったら 株間30~40cm |
水やり | 多め |
支柱・ネット | 高い支柱とネット |
仕立て | 5節目から上で親摘芯 |
追肥 | 実がなりはじめたら2週間ごと、増し土 |
収穫 | 人工授粉、早採り、完熟も食べられる |
病害虫 | 虫を捕殺 |
ゴーヤはニガウリとも言われ、独特の苦みが特徴ですが、料理にするととてもおいしい野菜です。
ゴーヤチャンプルーなど、沖縄料理にはかかせません。
また、栄養価も高く、食欲増進、夏バテ防止に効果的な野菜です。
ゴーヤを種まきから育てる場合
ゴーヤは種まきから30~35日くらいで植え付けできるサイズに育ちますので、
4月に入ったらすぐ種まきをします。
ゴーヤは寒さに弱く、発芽温度も25~30度と高めです。
発芽や生育がうまくいかない場合は加温が必要です。
ゴーヤの苗の選び方
できれば病気に強く、収穫量も多い「接ぎ木苗(つぎきなえ)」を選びましょう。
- 双葉(子葉)がまだ残っていて、本葉が3~4枚ついているもの。
- 葉の色が変色したり、虫がついていないもの。
- 茎やつるが太く、節(ふし)と節の間がつまっているもの。
- ポットの底の穴から根が見えているもの。
ゴーヤを育てる環境
- 日当たりが良く、風通しの良い場所。
- 室外機の風が当たる場所は避けます。
ゴーヤの植え付け時期
ゴールデンウィーク前後(寒冷地は1ヶ月遅めに)
ゴーヤの植え付けのやり方
1袋に20Lの土を入れて、1つのポット苗を植えます。
- 植え穴をかるく掘ります。
- 植え穴にかるく水をかけて湿らせます。
- 苗をポットからはずして植え穴に置きます。
- 上から抑えて安定させます。
- 土をえぐらないように水をかけてよく湿らせます。
ゴーヤをプランターで育てる場合
ゴーヤの根は浅く広がって伸びます。
他の野菜と同じプランターに植える場合は、邪魔をし合わない野菜を選ぶ必要があります。
株間は30~40cmくらいあけて植えます。
水やり
- 植え付けから苗がしっかり根付くまで毎朝水やりします。
- その後も毎朝水やりします。
- 夏場は朝と夕方の2回水やりします。
水分が不足すると雌花が咲かず、実がならなくなります。

支柱とネット【ネット】
植え付けした苗がしっかり根付いたら、支柱を立てて、ネットを張ります。
- 180cm~2mの支柱を2本立てる。支柱と支柱の間も2mくらい。
- その間にネットを張ります。
支柱の高さは自分が腕をのばして届く範囲で立てましょう。
ゴーヤの仕立て方
- 下から5節目から上で、親ヅルの先端を切り取ります(摘芯)。そのあとは放任します。
- 葉やツルが混み入ってきたら、株元に近いところから適度に摘み取って風通しを良くします。(整枝)
ゴーヤの人工授粉
ゴーヤには雄花(おばな)と雌花(めばな)があります。
花の付け根に小さな実のようなものがあるのが雌花です。
ゴーヤは栽培して最初は雄花だけが咲きます。7月くらいから雌花も咲いてきます。
基本的には虫や風などで自然に受粉しますが、人工授粉すると確実に実がなります。
朝方に花が咲くので、雄花を摘み取り、雄花の雄しべを雌花の雌しべに軽く押し当てて人工授粉をします。
ゴーヤの追肥・増し土
- 実がなりはじめたら、2週間ごとに追肥をします。
- 水やりする前に、EMボカシⅡ型を株のまわりに、どこにまいたのかわからないくらい薄くまきます。
- ゴーヤは成長すると土の表面に根が出てきます。追肥をしたら上から土をかぶせ、増し土します。
- EM活性液を500倍に薄めて水やりします。
ゴーヤの収穫
大きくなると、食味も悪くなり、株も疲れさせてしまうので、食べられる大きさになったら、どんどん早めに収穫します。
基本的には朝方のみずみずしい時に収穫します。
野菜は朝から夕方にかけて光合成をして栄養を作り、夕方から夜の間にその栄養を実に蓄えるので、朝の果実が一番栄養が多く味が濃いとされています。
また、気温が高くなってから収穫したものは傷みも早くなります。
ゴーヤの実は収穫しないでそのまま育て続けると、完熟してオレンジ色になり、実が割れて種のまわりに赤いゼリー状のものが出てきます。
完熟したゴーヤは苦みがなくなり、実もやわらかくなります。
赤いゼリーは甘いです。完熟してしまった時は味わってみてください。
ゴーヤの病害虫対策
ゴーヤは基本的には病気や虫に強いですが、虫などを見つけたら早めに捕殺します。
以上、ゴーヤの育て方・栽培方法をご紹介しました。