
種まき | 2月後半 |
---|---|
植え付け | 5月入ったら 株間30~40cm |
水やり | ふつう |
支柱・ネット | 適宜支柱で枝を支える |
仕立て | 3本立て、一番花の下の2つのワキ芽を伸ばす、その下はワキ芽かき |
追肥 | 実がなりはじめたら2週間ごと |
収穫 | 早採り |
病害虫 | 虫を捕殺 |
シシトウは、ピーマンと同じ種類で、ピーマンよりも苦みがマイルドなのが特徴です。
育て方もピーマンとほぼ同じで、たくさん収穫できます。
実の先端が獅子(シシ)の頭に似ていることから、獅子唐辛子(シシトウガラシ)と呼ばれるようになったということです。
シシトウを種まきから育てる場合
シシトウは種まきから60~70日くらいで植え付けできるサイズに育ちますので、
2月後半に種まきをします。
まだ寒いので、あたたかいところで育てる必要があります。
シシトウの苗の選び方
できれば病気に強く、収穫量も多い「接ぎ木苗(つぎきなえ)」を選びましょう。
- 双葉(子葉)がまだ残っているもの
- 一番花がついているもの
- 葉の色が濃くしっかりしていて、変色したり、虫がついていないもの
- 茎やつるが太く、節(ふし)と節の間がつまっているもの
- ポットの底の穴から根が見えているもの
シシトウを育てる環境
- 日当たりが良く、風通しの良い場所。
- 室外機の風が当たる場所は避けます。
シシトウの植え付け時期
ゴールデンウィーク前後(寒冷地は1ヶ月遅めに)
シシトウの植え付けのやり方
1袋に20Lの土を入れて、1つのポット苗を植えます。
- 植え穴をかるく掘ります。
- 植え穴にかるく水をかけて湿らせます。
- 苗をポットからはずして植え穴に置きます。
- 上から抑えて安定させます。
- 土をえぐらないように水をかけてよく湿らせます。
シシトウをプランターで育てる場合
シシトウの根は全体的に広がって伸びます。
他の野菜と同じプランターに植える場合は、邪魔をし合わない野菜を選ぶ必要があります。
株間は30~40cmくらいあけて植えます。
水やり
一日一回、朝に水やりしましょう。
シシトウは、基本的には辛くありませんが、水分不足などのストレスがかかると、辛くなることもあります。
実がなりはじめたら水不足には気をつけましょう。

シシトウの仕立て方
- 一番花のすぐ下のワキ芽と、またその下のワキ芽の、2つのワキ芽を伸ばします。
- そこから下のワキ芽はすべて摘み取ります。
元の枝(主枝(しゅし))と、伸ばした2本の枝(側枝(そくし))の、3本立てで仕立てます。
それぞれの枝が倒れたり曲がったりしないように適宜支柱で支えます。
シシトウの追肥
- 実がなりはじめたら、2週間ごとに追肥をします。
- 水やりする前に、EMボカシⅡ型を株のまわりに、どこにまいたのかわからないくらい薄くまきます。
- EM活性液を500倍に薄めて水やりします。
肥料や水分が足りないと、花が咲いても落ちてしまうことがあります。
様子を見ながら適宜量を調整します。
シシトウの収穫
大きくなると、食味も悪くなり、株も疲れさせてしまうので、食べられる大きさになったら、どんどん早めに収穫します。
基本的には朝方のみずみずしい時に収穫します。
野菜は朝から夕方にかけて光合成をして栄養を作り、夕方から夜の間にその栄養を実に蓄えるので、朝の果実が一番栄養が多く味が濃いとされています。
また、気温が高くなってから収穫したものは傷みも早くなります。
シシトウはそのまま育て続けると赤く完熟します。
さらに甘みが増し、やわらかくなります。
赤いシシトウは完熟しているので、日持ちはしません。
シシトウの病害虫対策
【アブラムシ】葉、茎の汁を吸います。
【カメムシ】新芽・新葉を食べ、実の汁を吸います。
【ハダニ】葉の汁を吸います。高温や乾燥していると発生しやすい。
できるだけ毎日、葉の表裏を観察しましょう。
見つけしだいガムテープで捕殺します。
放っておくとどんどん増えて、薬剤を使うことになります。
以上、シシトウの育て方・栽培方法をご紹介しました。